オメガ腕時計 1960 婦人物

オメガ 1960年代 レディース腕時計

オメガの婦人物の腕時計です
1960年代半ばの時計です

秒針のついていない2針の手巻き腕時計です
時計としては一番シンプルな構造、機械に余分な機能がついていないものです

このあたりの時代“わが社はこんな小型化できるんだ!”的な技術競争があったのでしょうか?
ここまで小さくしなくても…と思ったりします

こんなに小さい!

本体の写真だけではどれくらい小さいのかよく分かりませんから身近にある小さいもの、1円玉と並べてみました

1円玉の方が大きいですね 笑

分解掃除

分解掃除していきます

小さくてもやることはほとんど変わりません
洗浄する時の部品の入れかたに少し工夫が要る程度

注油時の注意点

組み立てていきますがやはりこれも小さくても一緒
油の種類が少し変わるとかそのくらいです

婦人物のインカブロックの注油には自動オイラーは使わない方がいいです
何度か穴石割ってますから間違いありません、手で受け石に注油しましょう
穴石高いですから気を付けて!

一円玉に収まる大きさでも機械の構造は一緒
ゼンマイから動力が伝わってテンプがあってヒゲがあって…
実用性も重視してテンプに耐震装置と可動ヒゲ持ちもついています
可動部分は毛の先より細い軸、なんだかんだ言ってもすごい技術ですね