振ると音がする…

自動巻きクロノグラフの腕時計
気が付いたら振るとなんだかカタカタ音がするようになった…

不具合・異音の原因

そんな症状でよくあるのがローター軸の緩みです
自動巻きの錘部分の軸のカシメがゆるんで遊びが大きくなりケースや地板に触れて異音の原因となります

ローターガタガタ

どれくらいの遊びができているかというと


ローターと地板の隙間に注目します
上がローターを押し付けた写真で下がローターを持ち上げている写真です

これだけの上下の遊びがある状態で使い続けると地板が削れていき悲惨なことに…
今回はお客様が違和感を感じた時点で使用を中止したため深い傷はありません

カシメ直しのみで問題ありません

ローター軸の修理後


カシメ直した写真がこちら
上の写真が押し付け、下の写真が持ち上げ
どちらにしろローターと地板の隙間は変わりません
カシメがきつすぎると全く動かなくなってしまいます
ローターの回転もスムーズで問題なし

本来あるべき状態に戻りました
これで分解掃除に入れます

修理方法

時々聞く話ですがローターが緩んだら交換するしかないと言われ修理代金がかなり高額になることがあるとか…
修理か交換か?直す方法にいくつか手段がある場合はそれらをご提案して進めていきます
※カシメ修理できない機械もあります、それだと交換するしかありません

次の記事

ROLEX ポリッシュ