SEIKO 39 v.f.a.

セイコーの39系ムーブメントを搭載した v.f.a.です

クオーツでフラッシュセコンド — 運針と共にライトが点滅するイケてる時計です

時計の論文みたいなものを読んでいたらこの39系クオーツのことも細かく書いてありました
それを読んだ次の日という絶妙なタイミングで電池交換がやってきました

論文で得た知識をさっそく披露しますと世界初のクオーツ腕時計アストロンを発売
その次に発売した『CMOS IC』を初めて使用した36クオーツ
その二代目36系クオーツの弱点・というか不具合の代表的原因であった静電気対策を施して発売されたのが39系クオーツ
実用的な頑強さを発揮し、運針時にLEDを点灯させることによって時間と光をリンクさせたとかなんとか…

らしいです、CMOS ICとはなんでしょうか?書いてありませんでしたので分かりません(笑)
きっとすごいやつなんでしょう、勉強しておきます

ちなみにVFAは very fine adjusted の略でとってもよく調整されていますよというやつです
この時計、精度ええんやで!という事です

 

このクオーツ、貴重です
ケースも全面ヘアラインで磨けませんので電池交換で開け方がわからずガリっなんてのはやめてほしいですね

ワンピースタイプなんですが…よくあるのとはちょっと違います

12時と6時の側にあるレバーを押し込みます
ムーブメントを収める下側のケースが外れます

ガラスも形状的に割れやすい、傷つきやすいがそろったガラスです
しかしガラスだけでなくこのパッキンがまた曲者
このゴムパッキンの弾力で固定しているのでこのゴムがダメになるのはこの時計の終わりを意味します
在庫があっても時代が時代なので劣化は免れないでしょう…

継ぎ手巻き芯ではありません、文字盤側からオシドリを押して外します
無理やり引っ張らないでください、折れますから

ムーブメントです
この時計は電池交換にやさしくないんです
片手で持ったまま電池を固定するネジを外して電池を入れ替えて絶縁カバーを電池に取り付けて再びネジ締めする必要があります

ガラスで受けるのも手かもしれませんが文字盤とケースが接触する面はごくわずかです
少しでも横向きの力が加われば機械がずれて文字盤が残念なことになるのでお勧めしません
というか書いといてなんですがガラスで受けるやり方はやったことありません
電池の外し方ですとかちょっとコツがあるのですが長くなるのでカットします

 

薄暗くして光った瞬間を激写!